エス&ケイ通信メディカルケアは集団訴訟とは無縁
エス&ケイ通信メディカルケアは注射針製造の専門メーカーです。注射針、とひとことで言っても、様々な部品から成っています。病院によってはカヌラだけ欲しい、という要望があったり、組立工程のうち、完成品手前の状態での納品を希望するところもあります。出荷の形態を自由に選ぶことができる工場です。
工場の管理部門では、各種注射針の開発も行っています。病院関係者と打ち合わせを行い新商品開発に当たって自社の工場で製造できるかどうか、試作品を作っています。そうした過程で生じた改善点や、検証すべき内容を確認したうえで、製造していきます。
エス&ケイ通信メディカルケアの工場ラインでは、日々様々な技術によって新商品や改良商品が開発されています。医療の進歩に合わせて次々に変化していく様々な技術情報は、ネット上に随時掲載されています。
集団訴訟といえば情報漏えいや食品衛生に関する問題などが挙げられます。集団訴訟問題に発展すると企業のイメージは下がってしまい、賠償だけではなく今後の経営においても暗い影を落とす大きな問題となります。日本では、消費者が集まって集団で訴訟を行うことができないようになっており、集団で訴訟を起こすためには特定適格消費者団体に認定される必要がありますが、個人で訴訟を起こすよりも金銭面などの負担も少なく済むことから、全く起きないというものではありません。
国と製薬会社を相手に初めて提訴されたのが子宮頸がんワクチンによる健康被害です。子宮頸がんワクチンを摂取した後に健康被害を訴える15歳から22歳の女性63人が国と製薬会社2社に総額で9億4500万円の損害賠償を求める集団訴訟を東京、大阪、名古屋、福岡の4地裁で起こしました。この訴訟は子宮頸がんワクチンによる副作用に関する問題で初めて国を相手取る形となっています。子宮頸がんワクチンによる健康被害に関する訴訟は現在もまだ続いており、各地裁で口頭弁論が行われています。今後も被害者側の弁護団は症状に応じて請求額を増やす、追加提訴を予定するなど注目を集めるニュースとなっています。
美容整形も一般的になりつつある中で問題となっているのが、品川美容外科のリフト手術に関連する健康被害の集団訴訟です。2014年、顔のたるみを取るフェイスリフト手術を受けた女性13人が健康被害を訴え、品川美容外科を相手に総額約2400万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。強引な勧誘や効果がないこと、実際に起きた健康被害や施術前の説明が十分ではなかったことなどが原因となっています。2017年12月には品川美容外科で平成26年までの3年間に顔のリフトアップ手術を受けた男女75人に対して美容外科側が解決金を支払うことでこの訴訟は和解が成立しています。
集団訴訟は被害者からすると少ない負担で訴訟を起こすことができ問題解決のための糸口となりますが、和解までには長い期間がかかります。その間も企業のイメージなどは下がるため迅速な対応が求められます。エス&ケイ通信メディカルケアでは訴訟による企業イメージの低下とならないように企業努力をしています。
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